「カードキャプターさくら クリアカード編」のアニメが始まった話
カードキャプターさくらの新しいアニメが始まった。
カードキャプターさくら(以下CCさくら)とは、漫画がなかよしで1996~2000年に連載、アニメがNHKで1998~2000に放映された、所謂魔法少女もののお話である。
NHKでは2000年以降もしばしば再放送がなされており、2000年当時の子供でなくてもCCさくらを知っていることも珍しくない。
そんなNHKの代表的アニメが今日(2018年1月7日)装いを新たに戻って来たのだ!
ストーリーはリメイクではなく完全新編。
小学生だった主人公さくらが中学生になってからの話である。
ストーリーや細かな設定の説明は省き私の感想や諸々を書き綴りたいと思う。
1.CCさくらが戻ってきた!
今日よりもずっと前、漫画でCCさくらが復活するや否やさくらファンは皆歓喜したに違いない。もちろん私も例外ではない。
作者CLAMPの他作品でCCさくらのキャラクターに触れることはあれど、まさか新作が始まるとは誰も予想しなかったであろう。
しかし、いくら現在も現役の漫画家とはいえ雰囲気の違うさくらとして戻ってきたら…という不安があったことも否めない。しかし蓋を開いてみると
あの頃のまんまだ!!
あのさくらが、ケロちゃんが、小狼が、みんなが戻ってきたんだ!
私はあまりこのような言い回しをしないが、これが俗に言う「控えめに言って最高」ということなのだろう。
2.アニメも新章スタート
漫画が始まって程なくして、再びNHKでアニメ化決定の情報が発表された。
声優も同じ、そしてまさかの製作陣も同じメンバーで新章を作るということで期待も高まった。
あのさくらがアニメで再び観られるだけでなく製作陣も同じだなんて…。私は漫画こそ持っているものの、きっかけはやはり幼い頃見たNHKのアニメなわけで、期待も期待、胸が高鳴る思いだった。
そんな中まず世に出たのが漫画3巻特装版についていたOVA。無印漫画版の最終回を描いたアニメであったのだが、これがもう良かった!ただ所々やっぱり久しぶりだから声優さんもちょっと声を忘れているのかな…と思うシーンもあった。ただ20年ぶりであるし、20年もたてば声も出し方もそもそもマイクの音質も変わっているだろうから仕方ないし文句を言うつもりはない。丁度直前にアニメを見返してそう感じてしまっただけでファンの感想は概ね良かったように感じた。
そして今回の新シリーズ第1話。始まってまず感じたこと。
「あれ、OVAで感じた違和感がない…」
不思議なことにあのころのさくらキャラクターたちが画面の奥にいた。成人男性が日曜の朝っぱらから目を潤ませた瞬間である。
知世ちゃんや小狼くんのシーンももちろんなのだが(というか大半がそこが見たいはず)、私はこの木之本家のシーンが見られて満足だった。大学生の桃也兄ちゃんカッコいい…。
そしてOPED。
これも前作のプラチナを歌ってい坂本真綾さんがOPを歌っており、アニメーションもプラチナをリスペクトした内容になっておりこれもファン垂涎ものであった。EDは早見沙織さんによるもので、このアニメーションが本当に可愛かった。
作中に出てきた端末もPHSのようなものからスマートフォンに変わっており時代の流れは感じるものの、根本は良い意味でなにも変わらず本当に嬉しい限りであった。
3.今後のはなし
既刊はまだ3巻だけで、また月刊誌掲載なので原作ストックもまだ少ない状況だ。全22話予定のようなのでもしかしたら前作アニメ同様オリジナル回がいくつか入れられることになるかもしれない。
さくらの面白いところの1つで衣装が凝っている点が挙げられる。毎度事件など解決する際のコスチュームがその話仕様のものであり、アニメオリジナルでもきちんと作り込まれているのだ。漫画原作が動くところも見たいのは山々なのだが、様々な衣装の可能性のさくらのストーリーを是非とも見せていただきたいものだ。
長々と語ってしまったが、私を含め多くのファンが楽しみにしていること間違いない今回のアニメ。
放送はNHKBSだが、ニコニコ動画やHuluなどのオンデマンド媒体でも後追い放送されるとのことなので、もし見逃した方やこれから見たいという方がいるのなら是非とも役立てて欲しい。
(ちなみにHuluではアニメ無印が全話見れるぞ!)
おわり